後期高齢者医療制度に関する要望(2009年12月11日)

2009年12月11日

愛知県後期高齢者医療広域連合
広域連合長  佐原 光一 様

愛知県社会保障推進協議会
議 長     徳田 秋
(名古屋市熱田区沢下町9-7)

後期高齢者医療制度に関する要望

 後期高齢者医療制度が実施されて2年近くが経過しましたが、この制度の不合理な点や矛盾はますます明らかになり、度重なる見直しを経ても、なお不満や怒りは治まっていません。私たちは、これらの問題を生み出した原因と責任は、自公前政権にあると考えています。

 民主党は、総選挙のマニフェストで「後期高齢者医療制度の廃止」を打ち出していましたが、廃止は4年後に先送りする方向で検討されています。

 後期高齢者医療制度は、高齢者を特定の年齢で既存の医療保険制度から閉め出し、際限のない保険料負担増と、受けられる医療に差別が設けられるなどの理由で、圧倒的多数の国民から批判を受けた制度であり、選挙後の世論調査でも、民主党のマニフェストに掲げられた項目の中で早く実施してほしい項目の上位にランクされています。一刻も早い廃止を求めます。

 しかし、制度が開始された今、後期高齢者のいのちと健康を守り、安心して医療が受けられるように、早急に次の事項の実現を要望します。

  1. 2010年度からの保険料を引き下げてください。
  2. 保険料滞納者への資格証明書の発行は絶対に行わないでください。
  3. 低所得者に対する独自の保険料減免制度を設けてください。
  4. 健診費・葬祭費は、愛知県と市町村の一般財源の繰り入れで給付してください。
  5. 後期高齢者の意志が十分反映できる制度的保障として、後期高齢者の代表を含む後期高齢者医療制度運営協議会(仮称)を設置してください。
  6. 後期高齢者医療制度を選択しない65歳~74歳の障害者には、障害者医療費助成制度を適用するように愛知県に強く働きかけてください。

以上

カテゴリー: 国・自治体への要請書, 愛知県後期高齢者広域連合への陳情書・要請書等 パーマリンク

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