日本の社会保障制度の改善をめざして、労働組合、医療、福祉関連の諸団体、女性団体などの組織が集まって、1958年に日本社会保障推進協議会は創設されました。
その流れを受け愛知県では、1959年に「戦争と失業に反対し、平和と社会保障を確立するための国民大行進」の愛知大会のとりくみや小児マヒから 子供を守る運動、伊勢湾台風の救援活動、「10割給付の名古屋市国保を」の運動を通じ、1960年、県民各層の人びとと共に社会保障に対する要求を正しく 発展させ、総合的な社会保障の確立を図ること」(社保協規約第2条)を目的とし、愛知県社会保障推進協議会(愛知社保協)が設立されました。
70年代の老人医療費無料化の運動、80年代から今日まで毎年の自治体キャラバンの実施、82年から老人医療を「有料化するな」の運動で、高齢者 や障害者の医療費が無料になる「福祉給付金制度」の実現など医療、年金、福祉、介護などの改善運動をすすめてきました。1989年に愛労評は解散しました が社保協は解散せず、1991年6月に再開総会を開きました。
以降ひきつづき、県レベルの課題別共闘組織として、医療・年金・福祉・介護など国の改悪に反対し、社会保障を改善する運動をすすめています。
現在愛知では「名古屋南部地域社保協」、「瀬戸・福祉をよくする市民の会」、「東海市あんきの会」、「知多3市1町介護をよくする会」、「社会保 障を充実させる蒲郡の会」、「一宮地方社保協」の6団体が、地域社保協として参加し、地域の要求にもとづく運動をすすめています。