社保協ニュース : No.151 – 2014.10.22

2014年愛知自治体キャラバン
21日から24日の日程でスタート

~「地域医療介護総合法」による、入院別途削減、軽度・要介護者の介護保険からの締め出しや、2015年通常国会提出予定の医療制度改悪が予定される。住民のいのちと健康・くらしをまもる「防波堤」の役割発揮を求めて~
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■第3コース 西尾美沙子 医労連書記長レポート

2014年愛知自治体キャラバンが10/21〜24の4日間3コースをかけて、54自治体を訪問し、介護.福祉.医療など社会保障の施策拡充について懇談を行っています。今日は3人の組合員が、三つの地域に参加しています。
第1コース 長久手→日進→東郷。第2コース清須→北名古屋市→岩倉市 第3コース東浦→安城→豊明
納税の強権的徴収の問題では、鳥取県が児童手当を差し押さえた処分を違法とした判決を、鳥取高裁が判決を出しました。
豊明市では、地方税滞納整理機構へ送ることを昨年13年9月に引き上げたとのこと。理由は、機構は画一的にはそれぞれの生活実態の把握がいり、自治体の職員でないと、分からない点がある、とキッパリ。国保の資格証も発行せずに、医療を受ける権利が保障されていると感じました。
大府市は肺炎球菌ワクチンの補助は一回8000円。
東浦町は、東海市、大府市、知多市、東浦町の北部広域連合で、税の徴収や介護保険の要支援者数、国保の資格証明書の人数など曖昧でした。住民に責任を持つ公的責任を担う自治体の役割は重要です。
国が社会保障の切り捨てを行うもとで自治体に責任が負わされていきます。要支援者1,2の介護保険外し許さないぞ!など、国の責任で医療介護社会保障を拡充しようの声を広げていきます。
愛知県医労連は、国へ、「安全.安心の医療介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める」、「介護従事者の処遇改善を求める」、愛知県へ、「愛知県看護職員15万人体制などの実現を求める」の意見書採択を求める陳情を提出しました。

■第2コース 林信悟 医労連書記次長 レポート

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本日から4日間、医療・介護・福祉など社会保障の拡充を求めて、愛知自治体キャラバンがスタートしました。愛知県と54市町村との懇談です。(写真は清須市 ご挨拶は、伊藤慎次自治労連委員長)
国が医療・社会保障制度を後退させるなか、地方自治法の立場で住民の命と暮らしを守る自治体の役割がますます重要となっています。
愛知県医労連も今回のキャラバンに呼応し、医師・看護師・介護職員の大幅増員・夜勤改善、介護従事者の処遇改善、愛知県の看護職員15万人体制を求める独自請願・陳情を提出します。

■参加者から感想が寄せられています。

○3年続けて参加させていただきました。他の自治体との比較ができる冊子と各自治体の回答結果とても参考になります。長久手市の遅れている部分がよく解りました。毎年の資料作り、設定準備本当にご苦労様です。市の各担当者の方から直接お話をきくことができとても有意義な時間でした。(長久手市・藤田さん)
○初めての参加で勉強になりました。自治体キャラバンは、自分たちの要望を行政に届けるよい機会であると同時に、行政にとっても市民の声を吸い上げ、市政に反映させていくよい機会だと考えます。その観点からいうと、最初の市側の挨拶は、将来は人口が減少し縮小予算にならざるを得ず、社会保障も将来的にはできなくなる可能性があるといった内容で、「最初に、これを言っちゃあおしまいでしょ」という印象を持ちました。人口減少、高齢化、税収の落ち込みはわかっていることだし、他の自治体も抱えている問題。限られたお金をどう使っていくのか、そのための意見交流の場であるのに、最初に釘を刺された感じで、違和感を覚えました。(長久手市・島田さん)
○昨年も給食の質問に担当者が出席していなかったが、今年も来ていなかった。質問項目があるのだからすべての担当者が出るよう要請すべきだと思います。18歳までの医療費無料化拡大要望について、一応今年は試算をしていたので一歩前進と思う。事前学習会をやってはいたが、なかなか交渉までに勉強できず深められなかった。もう少し分担して重点化して、来年度へ向けて足がかりになるような交渉をできるようにしなければならないと思う。(日進市・片岡さん)
○事前お勉強が必要であると感じました。当日の対応のみでは十分な質問もできないと、若干反省。新城市にある諸団体にももう少し強く呼びかけ、来年はもう少し多くの団体・個人が参加できるように頑張ります。そして、事前学習をして質問事項を事前に用意して参加するようにしたいと思います。(新城市・原田さん)
○介護について質問させていただきました。本当は新しい総合事業について意見を言うつもりでしたが、親しいヘルパーと電話したところ、「一番困っているのがヘルパーする人がいないことね。こんな給料では若い人はやらないよ」と話され、そちらを話しました。宮島さんが、最初はなしたかったことを言ってくださいました。うまく話せませんでしたが、良い経験でした。市役所の人たちの返事が聞き取れにくかったです。私の耳が悪いか、マイクが悪いか?(豊田市・加藤さん)

~~ 引き続き、みなさんからのレポートや、ご意見を募集します ~~

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