後期高齢者医療制度の改善を求める請願書(2012年8月3日)

2012年8月3日

愛知県後期高齢者医療広域連合議会議長 様

<請願団体> 愛知県社会保障推進協議会
議 長  森谷 光夫
名古屋市熱田区沢下町9-7
<紹介議員> 岡田ゆき子、吉田正

後期高齢者医療制度の改善を求める請願書

 【請願趣旨】

 政府・民主党は、総選挙時の公約であった後期高齢者医療制度の廃止法案の今国会での提出を断念しました。

 これは、高齢者・国民にさらなる負担を強いる社会保障・税一体改革の推進のために、現在の高齢者差別を温存することに他なりません。

 後期高齢者医療制度廃止の先送りにより、制度の矛盾は拡大しています。愛知県の保険料は、剰余金の充当や財政安定化基金を活用したにもかかわらず、本年4月には5%もの大幅な値上げとなりました。

 私たちは、後期高齢者医療の矛盾を根本的に解消するには、制度そのものの速やかな廃止が必要だと考えますが、制度が運用されている状況に鑑み、後期高齢者のいのちと健康を守る立場から、当面、直ちに次の事項の実現を求めます。

 【請願事項】

  1. 低所得者に対し、愛知県独自の保険料軽減制度を設けてください。
  2. 一部負担金減免について、生活保護基準の1.4倍以下の世帯に対しても実施してください。また、一部負担金減免制度を行政や医療機関の窓口にわかりやすい案内ポスター、チラシを置くなど住民に制度を周知してください。
  3. 保険料未納者に「短期保険証」と「資格証明書」の発行は行わないでください。
  4. 愛知県に対し、健康診査事業などへの補助を強く求めて、高齢者の保険料負担を軽減してください。

以上

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