名古屋市へ国保と介護の改善求め10万人請願署名スタート
名古屋市に向けた「国保と介護の改善を求める署名」が10万筆を目標にスタートしました。愛知社保協と「国保をよくする市民の会」では7月26日に笠寺観音にて署名宣伝行動を行ない、猛暑の中で9人が行動し、国に向けた署名と合計で112筆を集めました。
名古屋市は2013年度から国保料の算定方式を変更し、加入世帯の約3分の1に当たる10万以上の世帯で国保料が値上げされました。また、保険料の減免制度も変更されましたが、市民に十分に知らされず、申請すれば減免されるのにしない方が多数いる現状です。
今回の行動の中でも、「国保料が高くて払えない。河村市長は減税のことばかりだが、国保料や介護保険料を引き下げてほしい」とか「国保料の通知が来てびっくりした。減免制度のことを詳しく教えてほしい」などの声がよせられました。
今年こそ、10万筆目標を達成しましょう。また、すべての市民に知らせて保険料減免運動を盛り上げていきましょう。
7月24日、名古屋市の国保と高齢者医療をよくする市民の会主催の「国保と介護の改善を求める請願署名のスタート集会」が開催されました。
集会への報告の中で、日下保険医協会事務局次長は、「名古屋市の国保料は政令市で2番目に高く、滞納世帯も増えている」と深刻な実態を紹介。誰でも払える国保料への改善や減免制度の活用など合わせて、名古屋市国保の現状と課題について提起しました。
山口市会議員の報告では、「特別軽減は対象者の3割しか申請・活用がされていない。市の責任で対象者全員に自動適用させよう」と呼びかけました。
■ 国保と介護改善請願項目 ■
- 国保料を大幅に引き下げてください。
- 国保料の減免制度を拡充し、該当する全世帯を減免してください。
- 国保の資格証明書・短期保険証の発行はやめてください
- 介護保険料及び利用料の減免制度を新設してください。