2009年8月7日
愛知県後期高齢者医療広域連合議会
議 長 諸隈 修身 様
<請願団体>愛知県社会保障推進協議会
議 長 徳田 秋
名古屋市熱田区沢下町9-7
後期高齢者医療制度の改善を求める請願書
【請願趣旨】
後期高齢者医療制度が実施されて1年数カ月を経過しましたが、この制度の不合理な点や矛盾はますます明らかになり、度重なる見直しを経ても、なお不満や怒りは治まっていません。
私たちは、これらの問題を生み出した原因と責任は国にあると考えています。
現在、国政レベルでは、与党は、制度名称の変更、保険料と医療費自己負担の低所得者対策などのさらなる見直しを検討しています。
一方、野党4党は、「後期高齢者医療制度廃止法案」を国会に提出し、参院で可決しました。廃止法案は、衆院での審議がされないまま、国会解散により廃案となり、その後の取り扱いは、総選挙後の国会に持ち越されています。
私たちは、矛盾を根本的に解消するには、制度そのものの中止・撤回が必要だと考えていますが、制度が開始され、運用されている状況に鑑み、後期高齢者のいのちと健康を守るために、今直ぐにでも改善すべき課題として、次の事項の実現を求めます。
【請願事項】
- 低所得者に対し、愛知県独自の保険料軽減制度を設けてください。
- 高齢者医療確保法第69条の一部負担金減免について、県内の国民健康保険で多くの市町村が実施している低所得者向けの減免規定を愛知県独自に設けてください。
- 保険証の取り上げは、高齢者のいのちにかかわる問題であり、保険料未納者への「資格証明書」の発行は行わないでください。
以上