愛知社保協は、12月7日(土)、労働会館ホールで「地域医療構想学習会」を開催、60人が参加しました。
(1)基調報告 長尾実氏(社保協地域医療委員会委員、全医労)
「公立・公的病院の名指し講評の内容と地域医療構想による病床再編・合理化」
(2)地域からの報告
ア)国立病院の現場から(西尾氏(全医労愛知地区協議会議長))
イ)国共済病院の実態(坂口氏(国共労組東海病院))
ウ)あま市民病院の指定管理者になって(見田氏(あま市民病院労組書記長))
エ)東栄病院・透析の廃止問題(下奥氏(日本共産党前県議))
オ)碧南市民病院の状況(田尻氏(看護師))
カ)一宮の県立病院跡地問題(渡邉氏(愛知民医連))
コーディネーター……長友薫輝氏(三重短大教授)
・国が示したデータは反証できない信憑性のないもの。骨太方針以降の医療費削減に合わせるだけの数字になっている。
・病床の機能面だけが取り上げられるが、医師・看護師不足の問題が何ら考慮されていない。
・政府の政策は、人がつながっているところを壊して分断していく政策。地域でのつながりを作って運動を巻き起こそう。長野県阿南病院の地域は、県立病院を核に人口増加につながっている。
・自治体や議会に国と地域住民・病院当事者のどちらを向くのかを迫る運動を。
・公立・公的病院を減らして医療費が削減できたというデータはどこにもない。なぜ減らす必要があるのか。公立・公的病床が多い地域では医療費が低いというデータはある。
行動提起……小松事務局長
1)地域で学習会・懇談会などを進める。署名や自治体請願などに取り組む。
2)当面県や名指しされた病院への訪問・懇談を行う。
などの行動提起を行いました。