暴走し続ける 安倍首相国会答弁!国民の怒りの声を
さあ!国会へ 署名集約、愛知県選出国会議員要請を
2月19日(水)、国会に提出された「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための法律の整備等に関する法律案」学習会の参加と地元国会議員への要請、愛知から年金者組合伊藤委員長、愛知保険医協会日下事務局次長、社保協からは西村事務局次長と小松の4人が参加しました。昼には、国民大運動、中央社保協、安保破棄実行委員会の3者共同行動、昼集会に結集しました。
国会では、衆議員で年度政府予算案の審議が続いています。その中で、12日の衆議院予算委員会で安倍首相は、集団的自衛権の行使に関わる憲法解釈の変更について、「最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」と、首相の一存で憲法解釈の変更ができるとの驚くべき答弁を行いました。
戦後の日本を支えてきた立憲主義は、国家権力の行動を厳格に拘束するために憲法が存在するという考えかた。歴代政権もこの原則を決して崩さず、04年6月には小泉内閣が「政府が自由に憲法の解釈を変更することができる性質のものではない」と閣議決定されています。
自民党内からも「三権分立を根底から突き崩すことになる」(村上衆議院議員)と声が上がり、古賀誠元自民党幹事長は、「立憲国として考えられない。普通だったら予算委員会が止まるほどの大騒動の話だ」と安倍首相を批判しています。
集団的自衛権の行使は、アメリカの戦争に協力して、「日本を戦争できる国」にすることが目的です。国民世論を無視して強行した秘密保護法につづく安倍首相の暴走を断じ許さないため、集団的自衛権行使はもちろん、政府による事実上の憲法改悪に反対する国民的たたかいが求められています。「九条の会」では安倍内閣の暴走に対して大きな運動を盛り上げる訴えを発表。また、集団的自衛権の行使に反対するアピールには、歌手の沢田研二さんや映画監督の山田洋二さんなど各界著名人800人以上の賛同が寄せられています。
介護保険、医療制度と一体的な改悪もくろむ
宣伝行動で、緊急アピール、ハガキ、署名を広げよう!
この日、2014年医療と介護制度の改正を一括して行う「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」について学習しました。
講師は、全日本民医連事務局次長伴さんと理事の林さんです。
伴さんからは「法案の問題点」など説明されました。2012年社会保障制度改革推進法の成立、2013年医療・介護改悪の工程表「プログラム法」から、今回の「医療・介護総合推進法」と準備が進められてきた経緯。
法案の趣旨は、「持続可能な社会保障制度の確立を図るため改革に推進に関する法律に基づく措置として、効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに、地域包括ケアシステムを構築することを通じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため、医療法、介護保険法等の関係法律について所要の整備等行う」。
主な内容は、「1、新たな基金の創設。2、効率的かつ効果的な医療提供体制の構築と費用負担の公平化。3、地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化。4、その他(診療の補助のうち、特定行為を明確化し手順書により行う看護師の研修制度を新設。医療事故に係る調査の仕組みを位置付ける)」など。
小泉構造改革時代の「医療費適正化計画」の再稼働であり、医療と介護を一体的に議論し早期成立を図ることは、国会の審議の形骸化を招くもの。法案の撤回を求め、大規模の運動を急速に盛り上げることが必要になっています。
「共同アピール」賛同の呼びかけが始まりました。
2月20日、社保協と愛知県医労連の共同で、介護保険の改悪に反対する「共同アピール」を持って、関係団体への申し入れを行いました。この日は、愛労連の地域総行動。愛知社保協も行動に合流し、昼の宣伝署名行動と申し入れ行動に取り組みました。 アピールは、「要支援者への訪問・通所介護等予防給付を継続すること」「特別養護老人ホームへの入所を要介護3以上に限定せず従来通りとすること」「介護労働者の処遇改善を国の責任で行うこと」の3点を呼び掛けています。
愛知キャラバンまとめ報告会 2月22日(土)開催
まとめの冊子、知っトクパンフ 活用説明 を報告
「2013年キャラバンのまとめ」の冊子が完成し、報告集会を開催しました。2013年は、社会保障制度と税の一体改革の中で行われたことから、自治体に「悪政の防波堤」の役割発揮と制度の拡充を求めました。とりくみの到達点について、社保協事務局長小松民子が報告。前段で、2月12日に国会上程された「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律等に関する法律案」に関する学習資料についても紹介。さらに、「知っトクパンフ」制度の活用にむけ、制度の理解を深めようと「知っトクパンフ 活用にあたっての説明」を、日下紀生保険医協会事務局次長が報告しました。
参加者からは、「知っトクパンフ」が大変役立った経験。友人にプレゼントし、最初は「100円のパンフ」と軽い感じであったが、「とても役に立つパンフ」と感謝された、など報告されました。キャラバンでの制度の定着と前進、そして県民・市民が生活に役立ってこそ「制度」が生きるというものです。この一体の運動を、引き続いて強めていくことが大切です。
愛知社保協事務局次長西村さんからは、「桃山社会問題研究室報№6-7」を紹介しながら、2013年愛知自治体キャラバンを終えての感想と自治体への要望・課題など発言がありました。
キャラバンまとめ冊子は、一般500円、組織内は300円(30部以上250円/冊)にて普及しています。ぜひご活用ください。
「知っトクパンフ」は1冊100円にて好評普及中。こちらもぜひご活用ください。
愛知県後期高齢者医療制度2014年度
平均年額2,622円3.28%の値上
愛知県の後期高齢者医療制度の保険料が、今年4月から1人当たり平均で2,622円、3.28%の値上げがされます。夫の年金が260万円、妻が80万円以下のご夫婦の場合は、年間9,300円もの値上げになります。
年金は昨年12月受給から1%、26年度1%、27年0.5%と3年連続で2.5%も減らされ、消費税は今年4月から8%に、さらに27年10月からは10%にまで引き上げられようとしています。そんな中での、後期高齢者医療の保険料の値上げは、後期高齢者に耐え難い負担増を強いるものです。
2月10日の後期高齢広域連合議会では、日本共産党わしの議員(名古屋)と水野議員(犬山)の2人だけが値上げに反対しました。ほとんど議論もなく決定されていく値上、広域議会のあり方が問われます。
後期高齢者医療制度 不服審査請求
2月7日(金)口頭意見陳述実施
2013年9月5日に512人が不服審査請求に対する口頭意見陳述が、2月7日(金)自治センター会議室にて開催されました。10名の口頭陳述者と補佐人・代理人など計30名が参加しました。
陳述では、「今回はじめてこの制度の不服審査請求をいたしました。幼い時戦争体験もあり、戦後も苦労してきた世代です。女性が働き続けるために必要な保育所や職場の労働条件がまだ不十分な時代から、3人の娘たちを育てながら保健師として40年働き続けてきました(略)後期高齢者医療制度はこうして苦労してきた人生を75歳から区切って国に差別され否定されたような気持になりました。75歳以後は自己負担で生きていきなさいと放り出されたような気持ちです。年齢で区切るようなこの制度を改善していただきたい。保険料を原則自動的に年金から引き去ること、2年ごとに自動的に引き上げられるなど、到底納得ができません.年金収入のみの不安を抱える高齢者が置かれている現状を理解し、高齢者に寄り添う立場で安心の制度に改善を」等、発言しました。
第15回あいち社保学校 石川先生の講演に90人が感銘、勇気と力をいただいた。2月1日名古屋YWCAにて
期待の講演、石川康宏神戸女学院大学教授のお話は、参加者を魅了し、勇気とエネルギーを与えるものでした。
パワーポイントに登場するスライドは150枚程度。石川ゼミの女子学生たちが福島の被災地を視察する様子。「2011年3月11日で止まったままの被災地。この姿を伝えて欲しい」と語る渡邊副町長の言葉が印象に残ります。また、日本の現状分析を豊富な資料で伝える、映像力。すっかり、石川先生の世界に取り込まれました。
その後、7つの分野から取り組みを報告し交流しました。
最後に、愛労連副議長の小池さんが、「分かりやすい石川先生のお話は、政治的、経済的、歴史的にいま私たちがどういう地点にいるのかを教えていただいた。各分野の報告も、大変厳しい中で地域に根差づかせる運動をしていればこその発言。これからも、職場を基礎に地域とともに運動を広げよう」と挨拶しました。多忙な日程の中で講演いただいた石川先生と参加者のみなさんに感謝します。
小○こまる 集会 5000人が決起
消費税上げるな、賃金上げろ 消費税8%は小○こまる大集会(2月2日白川公園)には5千人が参加。愛労連はこの集会をトヨタ総行動名古屋集会に位置付け、ミッドランドに向けたデモでは「トヨタは内部留保を活用して下請単価と賃金に回せ」の声を響かせました。
当日集まった小○困るカードは3,655枚。20代から50代の88%が「給料が上がらないのに」、60代以上の88%が「年金が下がるのに」消費税8%は困ると○をつけています。社保協からは森谷議長が発言、代表が登壇しました。
年金削減、許さない!年金者の怒りの声を聞け!
1月31日「不当2・5%年金切り下げに反対!不服審査請求を持って集まろう」と 400人が名古屋市中区名城東公園にて集会ののち、厚生局までデモ行進、愛知からは 9,000(全国12万)を超え提出しました。集会は、愛知・岐阜・三重の三県から参加。連帯のあいさつは、愛知社保協小松、愛労連榑松議長、日本共産党本村さん。各県の年金者組合委員長から、取組の紹介と決意が述べられました。
愛知の伊藤委員長は、「組合員数を超える請求が集まった。国民の怒りと不安が広がっている。国民に犠牲を押し付ける安倍政権を追い詰めよう」と訴えました。大変寒く風の強い日でしたが、年金者のみなさんは、元気に堂々と行動。
年金者組合愛知県本部HPより集会の動画ご紹介
http://youtu.be/upE0SzflY9Q
滞納処分・差押え問題 国保西日本交流集会
143人参加~鳥取児童手当差押え事件交際裁判判決を全国で活かそう
愛知から5人が参加、日下さんが名古屋市国保の報告
「大阪社保協FAXニュース1063」http://www.osaka-syahokyo.com/fax/1063.pdfより