野田民主党内閣、10日消費税増税と社会保障改悪の「一体改革」法案を参議院で強行可決・成立させる。満身の怒りをこめて抗議、緊急宣伝行動
野田民主党内閣は10日、民主・自民・公明3党の増税談合で合意した消費税増税と社会保障改悪の「一体改革」法案を参議院で採決を強行し、可決・成立させました。この日、金山駅南口にて緊急の抗議宣伝行動が呼び掛けられ30名が参加しました。
国民の6割、7割が消費税増税に反対です。その声に耳をかさず、まともな審議もおこなわないまま、消費税の大増税と社会保障の大改悪を国民におしつける暴挙は断じて許せません。
そもそも消費税増税は民主党の公約違反。国民のくらしやいのちにかかわる大事な法律を、民・自・公の3党談合で勝手にきめてしまうなど、言語道断です。
憲法25条解体、助け合いにすりかえ
さらにその内容は、消費税の大増税だけを露骨に押し付けるものです。所得税の富裕層への増税はとりやめ、税率を引き上げる時の低所得者対策や転嫁対策は、すべて先送りにしたままです。「社会保障制度改革推進法案」にいたっては、憲法25条に基づく社会保障を解体し、「助け合い」にすりかえるものです。
大手メディアの法案の成立をけしかけ続ける異様な翼賛報道にもかかわらず、国民の怒りは燎原の火のように広がっています。
国民の世論と増税反対の運動は、増税勢力の当初の目論見を大きく狂わせ、民主党を分裂させ、採決日程を何度も日延べさせてきました。道理は国民の世論にあります。野田政権はすみやかに解散し、国民の信を問うべきです。「大増税許さない」「首相は即刻辞任せよ」と声を大きくあげていきましょう。