社保協ニュース : No.131 – 2013.2.7

2月5日愛知県知事あて「福祉医療制度存続・拡充もとめて」個人署名49,578筆、団体賛同署名234組織提出

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2月5日午前、愛知県知事あてに昨年来取り組んできた署名を提出した。この日参加したのは、保険医協会3名、愛障協2名、民医連2名、新日本婦人の会県本部1名、生活と健康を守る会1名、愛知社保協小松事務局長の10名。
事前に、愛知県知事秘書室に受け取りを申し出たものの、県は担当の医務国保課の担当者を窓口に指定した。

提出にあたって、小松事務局長からは、「署名に寄せられる県民の思いを十分受け止めて欲しい。社保協等が取り組んだ愛知自治体キャラバン行動での県下全自治体との懇談の中でも、存続の願いは大きい。県下過半数の29自治体で意見書が採択されていることも重要である。見直し案は撤回し中止の決断を知事に求めたい」と、準備した署名と「反対」の決議文を提出した。

子育て中の母親、愛障協の代表が訴え
image3その後、県庁記者クラブで記者会見。記者レク資料に、社保協と保険医協会の「抗議文」、賛同団体一覧表、子ども医療費助成の市町村の実施状況や、「群馬県‐未来へ投資する医療費助成制度」記事等を示し説明した。石谷さん(新婦人)は「家計の収入が増えない中、制度の後退はやめて欲しい」と、野原さん(愛障協会長)は「障害者は医療にかからなければ生きて行けない。当事者の声、生活実態を無視した見直しは許せない」と訴えた。また、愛障協から「『福祉医療制度見直しに関する見直し素案』作成に抗議し、福祉医療制度に負担金などを導入せず、制度の存続・拡充を求める要請書」などを配布し、理解と協力を求めた。

■「愛知県の福祉医療制度の存続拡充を求める」個人署名、団体賛同署名に引き続き取り組みます。各団体のご協力をお願いします。
□みなさんの声を愛知県庁関係各課へ届けましょう
hisho@pref.aichi.lg.jp  愛知県秘書課
seisaku@pref.aichi.lg.jp 政策調整課
koho@pref.aichi.lg.jp 広報広聴課
kenko-somu@pref.aichi.lg.jp 健康福祉総務課

第14回あいち社保学校に174人(午前163人、午後94人)が参加

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講演‐日本の貧困と生活保護バッシング~権利としての社会保障を考える~唐鎌直義教授(立命館大学産業社会学部)を学ぶ
2月3日(日)労働会館ホールにて、第14回あいち社保学校を開催した。記念講演は唐鎌直義立命館大学教授の熱演。日本の貧困化の実態と生活保護バッシングについての問題点を掘り下げ、理解を深めた。
午後は、特別報告・2012年自治体キャラバンのまとめと報告集の説明を小松社保協事務局長から。
また、特別発言は、「無料低額診療の現場から」名南病院連携相談室・阿部仁美さん。「子どもの貧困、保育現場から」元名古屋市保育園園長・山﨑かず子さん。「地域で相談ネットワーク活動」に取り組む」名古屋北法律事務所ホーネット代表・松岡洋文さん。「生活保護バッシング、当事者支援の取り組みから」愛知県生活と健康を守る会・浅田光治さん。「名古屋市国保の現状と課題」日本共産党名古屋市議会議員・山口清明さんが報告。その後、全体討論で質疑討論を行った。

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