高齢者に負担増と差別医療を強いる後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める要請(与党議員への提出)(2008年4月23日)

2008年4月23日

愛知県および東海ブロック選出国会議員各位

愛知県社会保障推進協議会
議長   徳田 秋
(名古屋市熱田区沢下町9-7)

高齢者に負担増と差別医療を強いる後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める要請
(与党議員への提出)

 日頃の国政でのご尽力に敬意を表します。
ご承知のとおり、4月1日、政府は75歳以上を対象に「後期高齢者医療制度」を実施しました。同制度は①これまで保険料負担のなかった扶養家族を含めて、75歳以上の全ての高齢者から保険料を徴収する、②月額1万5000円以上の年金受給者は年金から保険料を天引きする、③保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させる、④75歳以上を対象にした独自の診療報酬を設定する――といった高齢者に差別医療を強いるものです。さらに、65~74歳の国保料を年金から天引きし、70~74歳の窓口負担を1割から2割へ引き上げ、負担を押しつけようとしています。
実施以降、マスコミでも連日報道されているように、広域連合や自治体窓口には抗議の電話が殺到しているのもご承知のことと思います。
愛知県内でも4月21日現在でも2145人(4月1日8713人)に保険証が届いていません。知事自身も「制度が複雑、周知徹底不足」と謝罪するなどの事態になっています。
福田首相は「長寿医療制度」という名称を持ち出し、「国民の怒りは説明不足が原因だからわかりやすく説明を」などと言っていますが、国民が怒り、中止・撤回を求めているのはそんなことが理由ではありません。高齢者の医療費削減を目的とする後期高齢者医療制度が高齢者に「早く死ね」と言わんばかりの「うば捨て制度」であり、憲法に保障された生存権も基本的人権も、人としての尊厳をも踏みにじるものであるからです。
2月28日に野党4党共同提案の「後期高齢者医療制度廃止法案」が国会に提出されています。この「廃止法案」の審議を早期に開始し、徹底審議を通じて制度の中身を国民に明らかにしていただくことを強く求めるとともに、国会議員として国民要求に真摯に向き合っていただき、下記事項を実現していただくようお願い致します。

要請事項
1、後期高齢者医療制度は、中止・撤回すること。
2、70~74歳の窓口負担の2割への引き上げを止めること。
3、医療につかう国の予算を増やして、高齢者・国民が安心して医療をうけられるようにすること。

以上

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