2008年6月20日
愛知県議会議長 栗田 宏 様
後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める請願書
請願団体:愛知県社会保障推進協議会
代表者:徳 田 秋
住所:名古屋市熱田区沢下町9-7
【請願趣旨】
政府は、本年4月より75歳以上を対象に「後期高齢者医療制度」を実施しました。同制度は(1)これまで保険料負担のなかった扶養家族を含めて、75歳以上の全ての高齢者から保険料を徴収する、(2)月額1万5000円以上の年金受給者は年金から保険料を天引きする、(3)保険料滞納者は保険証を取り上げ、窓口で医療費全額を負担させる、 (4)75歳以上を対象にした特別の診療報酬(医療保険から支払われる医療費)を設定し、高齢者に差別医療を強いるものです。さらに、65~74歳の国保料を年金から天引きし、70~74歳の窓口負担を1割から2割へ引き上げ、負担を押しつけようとしています。
「年寄りは早く死ねというのか」など後期高齢者医療制度の実施に伴い高齢者の不満・怒りは頂点に達しています。年齢のみで差別するような医療制度は世界に例を見ません。後期高齢者医療制度は高齢者に「早く死ね」と言わんばかりの「うば捨て制度」であり、憲法に保障された生存権も、基本的人権、人としての尊厳をも踏みにじるものです。
つきましては、国に対し、後期高齢者医療制度の中止・撤回の意見書の提出を求めます。
【請願事項】
1.国に対し、後期高齢者医療制度の中止・撤回の意見書を提出してください。
以上