2008年6月20日
愛知県議会議長 栗田 宏 様
後期高齢者医療を選択しない65歳以上障害者への
障害者医療の適用除外規定の削除を求める請願書
請願団体:愛知県社会保障推進協議会
代表者:徳 田 秋
住所:名古屋市熱田区沢下町9-7
<請願趣旨>
後期高齢者医療制度が4月から開始されましたが、後期高齢者医療を選択しない65歳以上の障害者の取り扱いについて、東京・神奈川・大阪・兵庫・静岡・岐阜・三重など多くの都府県では、障害者医療制度の適用制限が行われていませんが、愛知県は「後期高齢者医療を選択しない65歳以上の障害者については、障害者医療費助成制度を適用しない」という全国的にも数少ない自治体になっており、障害者の選択権が奪われています。そのため、障害者やその家族から不安の声が多く寄せられています。
後期高齢者医療制度には、特別な診療報酬が設けられ、74歳までの医療とは異なる差別医療が導入されています。そのため、65歳以上の障害者は、後期高齢者医療の認定申請をすることについて、大変な危惧を抱いています。
しかし、愛知県の福祉医療制度は、65歳以上の障害者が後期高齢者医療を選択した場合には、後期高齢者福祉医療費給付制度で医療費無料となりますが、後期高齢者医療を選択しない場合には、障害者医療費助成制度の対象から除外され、有料化されてしまいます。
つきましては、次の事項の実現を強く求めます。
<請願事項>
65歳~74歳の障害者を障害者医療費助成制度から除外しないでください。そのために、障害者医療費助成制度の適用除外対象者(条例準則第4条)から「高齢者の医療の確保に関する法律施行令別表に定める程度の障害の状態にある65歳以上の者」を削除してください。
以上